フランス領南方・南極地域 (TAAF) における科学調査支援
毎月業界のトピックをご紹介しておりますが、9月はフランス領南方・南極地域 (フランス語で、「Terres australes et antarctiques françaises」、以下「TAAF」) における弊社のリース先運航会社の活動ついてご紹介します。
■ ユネスコ世界遺産
TAAFの内、クローゼー諸島、ケルゲレン諸島、サン・ポール群島、アムステルダム群島は2019年7月5日にユネスコ世界遺産に登録され、国際自然保護連合 (IUCN) により承認された自然保護区で、世界最大級の海洋保護区に当たります。 TAAFは世界遺産に指定された上記の4地域に加え、南極大陸のアデリーランドとフランス領インド洋無人島群から構成される世界最大級の海鳥密集生息地であり、極めて豊かな生物多様性を持つ地域です。TAAFは南極条約により保護されており、同条約はすべての島々における「科学的調査の自由」を保証し、島々で行われたすべての科学的発見は公表されなければならないと定めています。
■ TAAFで活動するITCの取引先
フランス政府は1995年より海洋調査船マリオン・デュフレーヌ (MD号) を運航し、領土保全と科学調査のため、レユニオン島を起点に、クローゼー諸島、ケルゲレン諸島、アムステルダム島、サンポール島などの無人島へ物資補給や科学者の輸送を年4回実施しております。 MD号に搭載されている弊社の取引先運航会社のヘリコプターは、接岸施設がないためMD号自体ではアクセスできない島において、最大750kgの物資や人員を輸送する重要な役割を果たしています。同社は、2025年9月時点で国内外30拠点以上に70機以上のヘリコプターを配備するフランスを代表する運航会社で、科学調査支援などを通じて世界の福祉向上に貢献しております。弊社もその使命に共感し、共に成長していくことを目指しています。
ITCは「公共性」・「社会貢献性」の高いリース事業を法人・個人の投資家様にご提供して参ります。ご関心をお持ちいただけましたら、是非ご連絡ください。
参考: 各社ウェブサイト