ITCアエロリーシング(ITC)は、米国の不可欠路線(EAS:Essential Air Service)向け運航サービスを提供する地域航空会社に対し、2024年11月と12月に「テキストロン・アビエーション社製セスナ208BグランドキャラバンEX (ターボプロップ機) 」合計5機のオペレーティングリース案件を新たに組成しました。これにより、ITCがリース組成した運航中の機体数は累計73機となりました。
レッシーは米国フロリダ州に本拠を置き、親会社はニューヨーク証券取引所に上場する地域航空会社です。レッシーは航空機の電動化を通じたコスト削減と環境負荷低減を目指しており、2022年には親会社と併せて全米48都市で計75,000便の運航実績を達成しました。また、セスナ208B型ターボプロップ機の運航機体数で世界一の規模を誇ります。さらに、昨年12月には、元SpaceX社の法律顧問を取締役に迎えるなど、経営体制の強化と変革を進めています。
セスナ208B型ターボプロップ機は2025年1月8日時点で、全世界で2,648機が運航される信頼性の高い機体です。その改良型である「208BグランドキャラバンEX」は、単発エンジンによる優れた経済性や短距離・未整備滑走路での離着陸性能、水陸両用機としても運用可能な多用途性を備えています。このため、商業輸送、貨物輸送、医療搬送など幅広い用途で利用されており、北米アラスカ州をはじめとする極寒地域や離島・山間部などアクセスが制限された地域での運用にも適しています。
ITCは今後も、航空機専門商社・リース会社として各国の運航会社との信頼関係を深め、社会貢献性の高い優良オペレーティングリース案件を日本の投資家様にご提案できるよう努めて参ります。
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株式会社ITCアエロリーシング
注) 運航機体数は、英国の航空データ分析を提供するCIRIUM社データに基づき弊社にて作成。