ITCアエロリーシング、欧州の医療搬送事業向けリース案件5機を組成

2023年 11月 15日

ITCアエロリーシング、欧州の医療搬送事業向けリース案件5機を組成

ITCアエロリーシングは、フランスに本拠を置く大手運航会社に対して、エアバス・ヘリコプターズ社製H135型機5機をリース提供致しました。

これにより、ITCのリース機材の内43機が緊急医療搬送事業者にリースされている事になり、フランスは米国に次ぐドクターヘリのリース先となりした。

日本を含む多くの国で消防機関が救急電話を受け付け、救急車を運行しているのに対し、フランスではSAMU(Les Services d’Aide Medicale Urgenteの略)と呼ばれる消防、警察と並ぶ第3の独立緊急対応機関が存在し、国が全面的に緊急医療から治療まで補償する仕組みになっています。

SAMUのコールセンターは、法律により病院の管轄下に置かれ、病院の医師が緊急コールを受け付けた時点から責任をもって関与する点も日本との対比で興味深い所です。

今回リースした機体は、フランスのカンタル県オーリヤック、アベロン県ロデーズ、オート・ガロンヌ県トゥールーズの3つの病院で緊急医療搬送に従事致します。

H135型ヘリコプターは、これまでに約1400機以上が納入され、約60ヵ国で活躍する小型双発機の中でも人気の高い機種で、日本ではドクターヘリとしてだけではく、警察、報道、人員輸送用として活躍しています。

弊社は、社会貢献事業への従事に焦点を当てた航空機オペレーティング・リース案件を組成しており、来年度は、米国・フランスに次いで豪州での緊急医療搬送案件の組成を目標にしております。

【お問い合わせ先】
株式会社ITCアエロリーシング